美しい自然と歴史に触れる島根県への2泊3日旅行。
島根県って何が名物?どこが名所?どうやって回ったらいいんだろう?と思う方も少なくありません。
この記事では電車とバスを利用した効率的なモデルコースをご紹介します。車がない旅でも、充実した島根観光が可能!
カップル、友達同士、一人旅でも回れるおすすめのプランをご紹介します。
1日目:松江市観光と足立美術館の絶景
関東方面から島根県の旅は飛行機が便利。
羽田空港からJAL便で出雲縁結び空港へ。約1時間20分で出雲縁結び空港へに到着です。
島根県って思ったより近い印象。
そこから空港バスで松江駅まで約30分。松江市を観光します。

観光にはぐるっと松江レイクラインバスが便利。松江駅を起点に、松江城をはじめ、松江市の観光名所を周ります。
松江城散策

松江駅からバスで約10分。国宝松江城へ。
天守閣が現存する12城のひとつ。派手さはありませんが、落ち着いた佇まいが魅力的。
海外の観光客もたくさん訪れていました。

明治天皇の行在所に使用する目的でつくられた興雲閣。
中にはカフェもあります。

ランチは松江城近くにある、地元の方おすすめの出雲そばのお店、「そば岡本」
見た目普通の民家ですが、1Fがお店になっていて常連さんで満席です。
そばがなくなったら営業終了するそうで、早い時は13時前には閉店してしまうらしい。

薬味と蕎麦つゆをかけて食べます。素朴な味が美味しい。
他のお店より蕎麦つゆは濃いめ。
ねぎや大根おろしで味の変化を楽しめますよ。

食後のデザートは、松江歴史館内の「喫茶きはる」で。
美しい日本庭園を眺めながら、美味しい出雲ぜんざいをいただきます。
優しい甘さが疲れた体に沁みますね。
時間があれば、松江城のお堀を船で遊覧するのもいいでしょう。
足立美術館

午後は足立美術館へ向かいます。
松江駅からJR特急やくもで安来駅へ。安来駅から足立美術館のシャトルバスを利用できます。
足立美術館は、枯山水、池泉回遊式など様々な様式の庭園を持つ美術館。
特に日本庭園ランキング22年連続日本一の、日本庭園の美しさは圧巻。

横山大観を始めとする数々の名画も鑑賞できます。アクセスは不便ですが、行く価値は十分にあります。
動画や写真よりも実際に見た方が、美しさを感じられますよ。
出雲市駅へ移動&宿泊

今回の宿泊は出雲市駅。
安来駅からJR特急やくもで出雲市駅へ向かいます。ホテルにチェックインし、荷物を置いたら夜ご飯です。
ホテルも利便性のいいホテルだったので、別記事で紹介します。

向かったのは出雲市駅前にある「のどぐろ日本海」
高級魚「のどぐろ」をリーズナブルな値段で楽しめるお店です。
お刺身、煮付け、唐揚げ、どの食べ方も美味しい。他にも新鮮な海の幸を堪能できます。

島根は実はお肉も美味しい。島根牛も堪能!肉厚でジューシーです。
2日目:世界遺産石見銀山と大田の街並み
2日目は世界遺産石見銀山へ向かいます。
石見銀山は、江戸時代の銀山を体感できる貴重な場所。龍源寺間歩など、当時の様子を伝える坑道跡や、清水谷製錬所跡を見学できます。
銀山で栄えた大森の町並みは、武家屋敷の面影を残していて、映画のセットのよう。
観光客も少なくのんびりと散策できます。

出雲市駅からJR特急スーパーおきで大田市駅へ。世界遺産がある観光地の主要駅にしては小さな駅で、大田市駅の改札は交通系ICカードが使えないので要注意です。
大田市駅から路線バスで約30分。1時間に1〜2本で電車と接続されていないので、事前に時間を調べていきましょう。
路線バスの大森代官所跡バス停で降り、散策開始です。
大森の町並み

大森の街並みは、歴史的な建造物が残り、風情のある空間です。

かつての賑わいを偲ばせる風景を散策すると、地元の雰囲気を感じられます。
実際に住んでいる方もいて、小学校や公園などもありました。

自販機も風景に馴染んでいます。

カフェやお土産やさんも点在していて、疲れたら休憩もOK!
龍源寺間歩
石見銀山の坑道内部に入れる、龍源寺間歩へ。
大森の町並みから徒歩30分ほどあります。車が入れないので徒歩、レンタルサイクルか、ぎんざんカートで行くことができます。

多くの観光客の方はレンタルサイクルを利用していました。
今回は徒歩で散策しましたが、登り坂をずっと歩くことになるので、途中からぎんざんカートを利用。一人500円で大森から龍源寺間歩まで往復しています。
運転しながらガイドさんが石見銀山のおすすめスポットを解説してくれました。
数分で龍源寺間歩の入り口へ。高さが160センチほどしかないので、身長が高い人は要注意。
ヘルメットの貸し出しがあります。

石見銀山を代表する坑道。

当時の様子をリアルに感じられます。この坑道を機械を使わず掘っていたなんて気が遠くなる作業です。

狭い通路が多く、足元が悪い部分もあるので、歩きやすい靴でいきましょう。
清水谷製錬所跡

ぎんざんカートのガイドさんにおすすめされたスポットです。
銀の精錬が行われていた場所。当時の技術の高さをうかがい知ることができます。

上まで登れます。かなり木々がうっそうとしていますね。

ラピュタの世界観が味わえますよ。
3日目:出雲大社と稲佐の浜

3日目は出雲市駅から出雲大社へ。
バス・電車で行けますが、この日は電車で移動。電鉄出雲市駅から約20分です。

「しまねっこ」ラッピング電車に遭遇。

車内に座っていたしまねっこです。

出雲大社駅は小さな駅。

駅舎はステンドグラスが美しい洋風なデザインです。
稲佐の浜
まずは稲佐の浜へ向かいます。

出雲大社の神々が降り立ったとされる神聖な浜。

弁天島は遷宮工事の影響で足場が組まれていました。せっかくの景観が・・・。
稲佐の浜を持ち帰り、出雲大社の境内にある素鵞社の木箱に稲佐の浜の砂を納め、 そして納めた量より少なめに木箱の砂をいただくと、幸福を招いてくれるという言い伝えがあります。
出雲大社

縁結びの神様として知られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀っています。 古事記や日本書紀にも記されており、非常に歴史が古く、神話の時代から信仰を集めてきた由緒ある神社です。
境内は反時計回りに参拝するのが良いそうです。

拝殿から早速参拝します。

御本殿裏にある、素鵞社

稲佐の浜から持ち帰った砂はここに奉納します。

因幡の白兎にちなんだうさぎのオブジェが境内のあちこちにあり、うさぎを探すのも楽しい時間です。

神楽殿の大しめ縄は圧巻。
グルメ
出雲大社周辺にはお土産屋や食事処が多数。

三段重ねの漆塗りの器にそばを盛る出雲の名物「出雲そば」や、

出雲が発祥と言われる「ぜんざい」を味わって、旅の思い出を締めくくりましょう。
まとめ
東京から約1時間20分のフライト、空港から市内へのアクセスも良好。
週末でも比較的観光客が少なく、落ち着いた雰囲気の中で、島根の豊かな自然と歴史、そして美味しいグルメを満喫できます。
電車はローカル線のため、1時間に1本程度しかありませんので要注意。各駅停車もありますが、特急を利用すると便利です。
ぜひ、このモデルコースを参考に旅を楽しんでくださいね。
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