ヨーロッパの穴場的観光地として注目されているポルトガルの首都リスボン。
歴史ある街並みと美しい海、そして絶品グルメが魅力です。
今回は、1日で効率よくリスボンを満喫したい!という方に向けて、観光スポットからグルメまで網羅したおすすめの1日観光コースをご紹介します。リスボン旅行を計画している方、必見の内容です!

2025年5月に行ったリスボン旅行記
実際に観光した場所から効率的に回れるコースを紹介します!
リスボンの交通手段について
リスボンの交通網はとても発達していて、観光にとても便利です。
空港から市内へは、地下鉄(Metro)で約30分。VISAやMasterCardのタッチ決済も利用可能で、スムーズに移動できます。
市内では地下鉄の他に、電車(CP、Fertagus)、トラム(路面電車)、バス、ケーブルカー(Funicular)、フェリー(Transtejo)が利用可能です。
観光客におすすめなのがリスボアカード。美術館や観光施設の割引・無料入場がセットになっており、主要交通機関も乗り放題。たくさん観光したい、色々な交通機関に乗りたいという方には便利なカードです。
特に、シントラやカスカイスなどに行く電車も含まれているので、郊外へ旅行するのであればおすすめ。
対象 | 24時間 | 48時間 | 72時間 |
---|---|---|---|
大人(16歳以上) | €31 | €51 | €62 |
子供(4〜15歳) | €21 | €28 | €35 |

気軽に移動したいだけなら、Naveganteカードの利用が便利です。
Naveganteカードは
- Suicaのようにチャージして利用
- 1日券として利用 (地下鉄・バス・トラムに乗り放題。フェリーや近郊電車を含むプランもあり)
と、2つの方法で利用可能。
Naveganteカードは地下鉄の券売機で買うことができ、買う時にチャージ式か1日券か選ぶことができます。
私は地下鉄、バス・トラム・ケーブルカーが乗り放題の1日券を購入しました。1日券は買った時間から24時間利用可能。
Naveganteカード発行料を含め1人7.5ユーロでした。
料金プラン名 | 利用できる乗り物 | カード発行料 (初回のみ) | 料金 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|
Zapping (チャージ式) | チャージした金額から都度引き落とし ・Carris (バス, トラム, ケーブルカー) ・Metro (地下鉄) ・CP (国鉄近郊線) ・Fertagus (私鉄) ・Transtejo(フェリー) | €0.50 | 1乗車: 約€1.61~※€3~€40でチャージ | チャージ金額を使い切るまで |
1日券 Carris / Metro | ・Carris (バス, トラム, ケーブルカー) ・Metro (地下鉄) | €0.50 | €7 | 最初のタッチから24時間 |
1日券Carris/Metro/Transtejo | ・Carris (バス, トラム, ケーブルカー) ・Metro (地下鉄) ・Transtejoフェリー (カシーリャス行き) | €0.50 | €10 | 最初のタッチから24時間 |
1日券 Carris / Metro / CP | ・Carris (バス, トラム, ケーブルカー) ・Metro (地下鉄) ・CP国鉄 (カスカイス線、シントラ線など) | €0.50 | €11 | 最初のタッチから24時間 |

毎日観光も移動もする人はリスボアカード
あまり観光しないのであればNaveganteカードの1日券
複数日にわたってあちこち移動するのであればNaveganteカードのチャージ式がおすすめ!
朝ごはんはエッグタルトを楽しむ

1日のスタートは、リスボン中心部のアウグスタ通りから。
石畳と歴史的建築が美しいこの通りには、朝食にぴったりなカフェが点在。おすすめはバターの香り豊かなエッグタルトと、コーヒーのセット。

ポルトガル名物エッグタルトは、ナタと呼ばれ、リスボンにはたくさんエッグタルトのお店が点在しています。
お店によって味や風味も違うので、食べ比べしても楽しいですよ。

昼間は大行列のナタの人気店「Manteigaria」も、朝は待ち時間なしで食べることができました。
ロシオ広場〜コメルシオ広場の朝散歩
アウグスタ通りはリスボンの中心ロシオ広場からコメルシオ広場まで通っているメイン通り。
写真映えするスポットも多数。リスボンらしいアズレージョ(タイル)や、トラムが走る街並みは雰囲気があります。

リスボンらしい風景。
観光名所の一つ、28番トラムも、早い時間であればそれほど混雑を気にすることなく乗れそう。

ロシオ広場は、イベントが開催されていて、小さな露店がたくさん出ていました。

サンタ・ジュスタのリフトもこのエリアにあります。
朝は比較的空いているので人混みを避け、ゆっくり散策することができます。

コメルシオ広場には「LISBOA」のサインが。
昼間は観光客で賑わいサインの周りは人がたくさんいますが、朝は人が少なく写真撮り放題!

遠くには、4月25日橋も見えます。
船のターミナルがあり、サンセットクルーズなども出ています。
遠くには、大型クルーズ船も停泊していました。
タイムアウト・マーケットでランチ

たっぷり散策した後は、グルメスポットとして人気のタイムアウト・マーケットで早めのランチを。
ここでは、ポルトガル料理からモダンな創作料理まで幅広いメニューが楽しめます。観光客で混雑するため、11時頃の訪問が狙い目です。

中央にはバーカウンターがあり、ビールやワインも楽しめます。
価格は観光客向けということで、あまり安くはありません。

白ワイン7ユーロ、アボガドとシュリンプのタルト15.5ユーロ。
ガッツリ食べるというよりも、色々な料理を色々なお店でちょっとずつオーダーするのが楽しいです。
味はどのお店も美味しい。
ヨーロッパの都市はトイレにチップが必要なところも多いですが、こちらのトイレは無料なのも良かったです。

日本のように公衆トイレがあまりありません(あっても汚い)
レストランやカフェで利用するようにしましょう!
ベレン地区の歴史的建造物をめぐる

タイムアウト・マーケットの目の前にあるCais do Sodré駅前からバスで約20分で到着するのが、歴史地区として有名なベレン地区。
見逃せない名所がそろっています。
徒歩圏内で巡れるスポットにはリスボンを象徴する要塞であるベレンの塔

大航海時代の偉人たちを称えた記念碑である発見のモニュメント

世界遺産に登録された荘厳な修道院、ジェロニモス修道院があります。
壮大な歴史的建造物をじっくり堪能できます。

ジェロニモス修道院近くのPastéis de Belémは元祖エッグタルトの名店としても有名。
店の前には行列ができています。
テイクアウトの列は比較的待ち時間が少なかったので、テイクアウトがおすすめですよ。
サン・ジョルジェ城でリスボンを一望

午後はリスボン中心部に戻り、サン・ジョルジェ城へ。
頂上までは坂道が続きますが、実は途中までエレベーターを使って登ることができます!
ヴィトーリア通りをサン・ニコラウ・デ・リスボン教会方向に歩くと突き当たりにあるブルーの建物があります。

このビルの中にあるエレベーターで最上階まで行くと、マダレナ通りに出ます。
マダレナ通りを横断し、左に進むと右側にPingo Doceというスーパーが見えてきます。

スーパーの入り口を入り、奥のエレベーターで最上階に行きます。

ここから数分坂道を上っていくとサン・ジョルジェ城。
エレベーターを使うことでだいぶショートカットできます。

入場料は15ユーロ。入り口でチケットを買い、中に入ります。
城内は広く、城壁を散策することができます。
全て階段でアップダウンも激しいので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

城の中には孔雀が放し飼いにされています。至近距離で飛んでくるので、結構コワイ・・・。
かなり人慣れして、人が寄っていっても動じません。

リスボンの街を見渡せる絶景スポットとして、特に夕暮れ時は絶好のフォトタイムです。
ディナーはポルトガル料理

1日を締めくくるのは、再びアウグスタ通り周辺でのディナー。
シーフードが特に美味しい。どの料理にもパクチーが使われているのが印象的でした。

魚介リゾットは量が多いので、2〜3人でシェアするのがいいでしょう。

夜のライトアップされたリスボンの街。落ち着いたオレンジ灯が街に溶け込み風情があります。
まとめ
リスボンは、コンパクトながら見どころが満載。公共交通機関が充実しているため、1日でも十分に観光が楽しめるのが魅力です。
絶景、美食、文化に触れられるこの街は、次のヨーロッパ旅行の候補地として間違いなくおすすめ。
リスボン旅行の参考にしてくださいね。
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