クルーズ旅行の基礎知識 Part1

旅の情報

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豪華な客船で日本中、世界中を回ることのできるクルーズ旅行。

富裕層の旅、というイメージが強いですが、近年は価格がリーズナブルな客船も増え、ファミリー層でも楽しめるクルーズ旅行も増えています。

今回はクルーズ旅行の基礎知識についてまとめてみました。

クルーズ旅行の特徴

移動が簡単

日本であれば都市間の移動、また世界周遊であれば国と国の移動が船でできます。

寝ている間に次の目的地まで移動できるので、朝起きたらすぐ観光も可能。

大きなスーツケースを持って移動する必要がありません。

いつでもオーシャンビューの景色が楽しめます。

アクティビティーがたくさん

船内には複数のレストランやアクティビィティーがたくさん。

レストランはビュッフェ形式やコース形式、多種多様な食事を楽しむことができます。

カフェやバーなどもあり、24時間食事に困ることはありません。

屋上にはプールがあり、客船によってはボルタリングやジップラインなどの本格的な施設も。

ミュージカルやダンスショー、ジムやマッサージ、図書館なども揃っています。

何日あっても船内の施設をすべて利用することができないかもしれません。

船内はオールインクルーシブ

オールインクルーシブとは旅行代金に食事やドリンク、アクティビティ料金がほぼ含まれているサービスのこと。

基本的にレストランは無料。イタリアンやお寿司など一部のレストランは有料なることが多いです。

アルコールは客船によって無料、有料が異なります。

プールやミュージカルなども無料。ジムは無料ですが、マッサージやエステは有料のところが多いです。

別途料金がかかる場合も、客室のルームキーで支払いチェックアウト時に精算することができるので、船内にいる間はキャッシュレスで生活することができます。

クルーズ船のエリア

主な人気のクルーズエリアです。

国内

東京、神戸を出発して日本半周、または1周するツアーが多いです。

必ず1回は海外の国に寄港することが多く、韓国(プサン)、ロシア(ウラジオストク)、台湾(台北)などに寄港します。そのためパスポートが必要になります。

地中海エリア

イタリア、スペイン、フランスなどが主な寄港地。

エーゲ海まで足を延ばし、ギリシャ、トルコなども人気です。

北欧

フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、バルト3国など北欧を回るツアー

北欧の短い夏を楽しむクルーズは、少し日程も長めに設定されています。

カリブ海

アメリカのマイアミを出発し、ジャマイカ、バハマなど中南米の島々を巡るクルーズ。

日程も1週間以内の短いクルーズもあります。

ファミリー層をターゲットとしている客船も多く、大型でアクティビィティーが多いのも特徴。

アラスカ

カナダ、アメリカの北西部を拠点とし、フィヨルドや氷河など船でしか行けない絶景を見ることができます。寒さに強い方におススメです。

クルーズ船のクラス

クルーズ船にはクラスがあり、それぞれでサービス内容が異なってきます。

客船が大きいほど旅行代金が安くなります。客船が小さくなるに連れ収容人数も少なくなるのでよりきめ細やかなサービスが受けられます。

カジュアル→プレミアム→ラグジュアリーの順に料金は高くなります。

カジュアルプレミアムラグジュアリー
客船の大きさ10万トン以上5~10万トン5万トン以下
客数2,500人以上 500~2,500人500人以下
日数1週間以内1~2週間 10日以上
料金$100~200/1泊$200~400/1泊$400~/1泊

カジュアル

大型船が多く、様々なアクティビティーが楽しめるのが特徴。

料金もリーズナブルなため、ファミリー層も多いです。

ドレスコードがない客船もあり、全体的にカジュアルな雰囲気です。

プレミアム

カジュアル船より落ち着いた雰囲気のため、カップルやハネムーン旅行の方が多め。

客船の内装も豪華な雰囲気です。

ドレスコードが設定されているのは週に2回ほど。カジュアルとフォーマルのどちらも楽しめます。

日本生まれの外国船ダイヤモンドクルーズもこのクラスに入ります。

ラグジュアリー

小型船のため、客数も少なめ。より上質なサービスを受けられます。

日数が長いので、リタイア層などの利用が多め。

アルコールやスパなども料金に含まれている場合も多いです。

食事の時間やショーの時間は決まっており、タキシード、スーツやドレス、着物などのドレスコードが決められています。

普段味わえない豪華なサービスを体験できるのが特徴です。

クルーズを利用するには?

旅行会社のツアー

各旅行会社からツアーを申し込むことが可能です。

基本的に添乗員がつくことが多いです。オプショナルツアーも組まれていることが多く自由度は低いですが、空港から出航する港までの送迎や、船内の通訳もしてもらえるので、初心者にはお勧めです。

クルーズ会社に直接予約

会社によっては英語対応しかないものもあり、難易度が高いですが、船内のお部屋の位置も自分で選択できたり、旅行会社のツアーよりも安く申し込むことができます。

クルーズの価格は提示されている料金の他に

・入出国税や税関審査にかかる諸費用

・港に停泊する際にかかる税

・チップ代金(船内で払う必要はありませんが、まとめて1日所定のチップ料金×日数分を精算されます)

がかかりますので、合計金額に要注意です。

次の記事では船内のサービスについてご紹介します。

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