2025年5月、フィンエアーを利用してポルトガル・リスボンまで渡航しました。
成田から北欧・ヘルシンキを経由し、ヨーロッパの最西端へ。直行便ではないものの、スムーズな乗り継ぎと落ち着いた機内空間のおかげで、体の負担が少なく、心地よく旅を楽しめました。
移動の快適さと時間効率の良さはとても大切。本記事では、フィンエアーのメリット・デメリットをリアルにお伝えします。
フィンエアーの概要
フィンエアーは、フィンランドのヘルシンキ・ヴァンター国際空港を拠点とする航空会社です。
日本からは、2025年現在、羽田、成田、名古屋、関西から運行しています。
oneworldメンバーで一部、JALと共同運行をしている便もあります。
現在はロシア上空を運行することができないため、迂回しておりヘルシンキまでの所要時間は約12時間と、通常より2,3時間長くなっています。
今回の旅程
今回の最終目的地は、ポルトガル・リスボン。
リズボンまでは直行便がないため、ヨーロッパや中東の都市を経由しなくてはなりませんでした。
旅程は以下の通り。
往路:成田発23:05→ヘルシンキ着5:55 ヘルシンキ発12:50→リスボン着15:40
復路:リスボン発16:30→ヘルシンキ着23:15 翌日ヘルシンキ発17:45発→成田着13:05
復路は日をまたいだので、ヘルシンキでホテルを予約。1泊することで、体力の消耗を防ぐことができました。
フィンエアーのメリット
日本からヨーロッパへ最短ルートで移動できる
ヘルシンキは、日本からヨーロッパに向かう際の最短経由地。
現在はロシア上空を運行することができず、フライトは長くなっていますが、それでも他の航空会社に比べると比較的短い時間でヘルシンキまで行けます。
そのため体への負担を減らせるルートとしておすすめ。さらに、ヨーロッパ各都市への乗り継ぎ便も豊富で、予定に合わせた柔軟な旅程が組めます。
日本発が22時以降出発の便が多いので、仕事帰りにそのまま空港直行して飛行機に乗れるのは、忙しい会社員にとっては魅力の一つです。
機内のマリメッコデザインが洗練されている

フィンランドのブランド、マリメッコとコラボした機体は可愛い。
出発前からフィンランド気分にさせてくれます。

機内食のナプキンもマリメッコ柄。
肝心の機内食。日本↔︎ヘルシンキ間は2回機内食が出ますが、とてもシンプルな機内食。味は特質すべきものはありませんでした・・・。機内食はあまり期待しない方がいいかもしれません。

画面に機内食の時間が表示されるのは嬉しいサービス。

機内食のメニューも画面で確認することができました。
空港がコンパクトで乗り継ぎしやすい!トランジット観光も可能

ヘルシンキ空港はターミナルが1つでシンプルでわかりやすく、デザイン性もあっておしゃれな空港です。
空港内にはマリメッコやムーミンショップなどもあり、お土産に困ることはありません。
ベンチやカフェのデザインも洗練されていて、空港内を散策するのも楽しい時間です。
ヘルシンキ市内までは、直行電車で約30分と近いので、乗り継ぎ時間が長い場合は、一旦入国して観光も可能。
往路で7時間ほどのトランジットがあったので、ヘルシンキ中央駅まで電車で行き、朝ごはんを食べたり、散策することができました。
フィンエアーのデメリット
チケット価格がやや高め
ヨーロッパ便全般に言えることですが、やはりチケットの高さは気になります。
円安&燃油サーチャージの高騰はお財布に痛いですね。
ただ、長距離便は預け入れ荷物が2つまで無料。そして年に数回セールを行なっているので、日程に余裕がある方はセールを狙って購入するのをおすすめします。
エコノミーの事前座席指定が有料
座席指定をする場合、別途料金がかかります。
今回は成田↔︎ヘルシンキ間は、1人5,500円、ヘルシンキ↔︎リスボン間は1人3,100円、座席料金が別途かかりました。
便や座席の場所によって多少価格は前後します。
36時間前からオンラインチェックインができるので、座席を事前指定せずチェックイン時に指定する場合は無料ですが、その時点ですでに席は埋まっている可能性があります。
窓側に座りたい、家族や友人と並び席で座りたい場合は、事前に座席を指定しておくのがいいでしょう。
ヨーロッパ域内の機内食が有料
徹底的なコストカットをしているな、と思ったことがもう一つ。
成田〜ヘルシンキ便では機内食が提供されましたが、ヘルシンキ〜リスボンなどのヨーロッパ域内便では軽食やドリンクが基本的に有料です。
水とブルーベリージュースのみ無料。コーヒーも有料です。
長めのフライトになる場合は、事前に飲み物や軽食を用意しておくと安心。空港で購入するか、機内販売を利用する形になります。
ヘルシンキ〜リスボンは約5時間でしたが、今回はストライキの影響で往路のヘルシンキ〜リスボン間は機内食や飲み物は販売していませんでした。
水とブルーベリージュースは機内の後ろに置いてあり、自由に飲めるようになっています。
ブルーベリージュースは美味しいのでぜひ、飲んでみてくださいね。

ヘルシンキ〜リスボン便は座席に画面もなくUSBもなかったので、事前に映画をスマホにダウンロードしたり、フル充電しておきました。
まとめ
フィンエアーは、シンプルで洗練された北欧らしいサービスと、日本からヨーロッパへ最短でアクセスできる利便性が魅力の航空会社です。
マリメッコのデザインに癒やされながら、無理のないスケジュールで欧州に向かえるのは、忙しい日常から離れて少し上質な旅を楽しみたい方にぴったり。
どのCAさんも感じが良く、サービスも良かったです。
トイレも定期的に掃除がされていて、綺麗な状態に保たれていました。(意外と重要ポイントです!)
ただし、価格や機内食のサービス内容には注意も必要。
メリット・デメリットを把握した上で計画を立てることで、より満足度の高いヨーロッパ旅行を実現してみてくださいね。
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